共働きで料理をやめた話|全部やめなくていい。週2日だけ手放したら、心に余裕ができました
「共働き 料理 やめた」
そう検索して、ここにたどり着いたあなたへ。
先に、いちばん伝えたいことを書きます。
料理は、全部やめなくていいんです。
我が家は今、週5日は自炊、週2日は作りません。完全にやめたわけではありません。でもその2日があるだけで、生活がまるごと変わりました。
この記事は、献立をワンパターンにするところから始まって、最終的に「週2日は料理そのものを手放す」までたどり着いた記録です。
きれいごとは書きません。やめて失敗したことも、罪悪感がどう消えたかも、正直にお話しします。
「今日、何作ろう……」
保育園のお迎えを終えて帰宅した瞬間、冷蔵庫の前でぼんやりするあの感覚。仕事で頭を使いきった後に、さらに「夕食を考える」という作業が待っている。
正直、これが一番しんどかったです。
私は大学でフルタイム勤務をしながら、5歳の娘と電気工事士の夫との3人暮らし。帰宅は早くて18時過ぎ、夕食・お風呂・寝かしつけを終えると22時を回ることも珍しくありません。
そんな毎日を乗り切るために、いつの間にか「週5ワンパターン献立」が定着していました。でも、ある日家族の一言でそれをやめることにして——その後、食卓の空気が少し変わりました。
今日は、その実体験をお伝えします。
我が家の「週5ワンパターン献立」の実態
月曜は焼き魚、水曜は豚肉焼くだけ……
当時の我が家の献立は、ほぼ固定されていました。
- 月曜: 焼き魚+味噌汁+ごはん
- 火曜: 鶏の照り焼き+サラダ
- 水曜: 豚肉を焼くだけ+もやし炒め
- 木曜: カレー(月曜のご飯が余っていれば)
- 金曜: 冷凍食品や総菜で乗り切る
傍から見たら十分に料理しているように見えるかもしれません。でも、実態は「考えなくていいメニューを選んでいる」だけでした。
ワンパターンにした「理由」は、正直、脳を休めたかったから
仕事から帰ってきた後の私の脳は、すでに空っぽに近い状態です。会議の資料、学生への対応、メールの返信……日中に判断や思考を繰り返した後に「今日の夕食、何にしよう?」と考えるのは、思っている以上に負荷がかかります。
だからワンパターンにしていた。「考えなくていい」が最大のメリットだったんです。でも、それには限界がありました。
やめるきっかけは、娘と夫の一言だった
「また同じやつ?」——その言葉が刺さった
ある水曜日の夕食中、娘がぽつりと言いました。「ねえ、また豚肉?」
続けて夫も「最近、同じものが多いよね」と。
悪気はないのはわかっています。でも、疲れ果てた状態で作った夕食に対してその言葉は、正直ちょっと刺さりました。「毎日しんどいのに、それでも作ってるのに」——そう思った反面、家族の気持ちもわかる自分もいて。同じものが続けば、飽きるのは当然です。
不満を言われるくらいなら、少し変えてみようと思った
「完璧な献立じゃなくていい。でも同じものの繰り返しは変えよう」そう決めてから、ワンパターンをやめました。大きく変えたわけじゃありません。豚肉を「焼くだけ」から「生姜焼き」にする。魚を焼き魚から「照り焼き」に変える。そのくらいの小さな変化です。でも、それだけで食卓の雰囲気が変わりました。
ワンパターンをやめて変わった3つのこと
①食卓の空気が明るくなった
「今日のこれ、おいしい!」と娘が言ってくれるようになりました。以前はあまりなかった言葉です。夫も「今日は何?」と聞いてくるようになり、夕食の時間が少し会話の場になりました。料理のクオリティが上がったわけじゃない。ちょっと変えただけで、家族の反応が変わったのが正直驚きでした。
②「少し変えるだけ」で十分だとわかった
ワンパターンをやめると聞くと、毎日違うレシピを考えないといけないイメージがあるかもしれません。でも実際はそんなことはなくて、素材は同じでも調理法や味付けを変えるだけで十分でした。
- 豚肉 → 焼く・炒める・煮るのローテーション
- 鶏肉 → 照り焼き・から揚げ・蒸し鶏の3パターン
- 魚 → 焼く・煮付け・フライの3パターン
これだけで「同じものが続く」感覚がなくなります。
③「考える」より「ローテーションを組む」に切り替えた
毎回ゼロから献立を考えるのが負荷になっていたので、週4パターンのゆるいローテーションを作りました。
| 曜日 | テーマ |
|---|---|
| 月曜 | 魚料理(焼く・煮る・蒸す) |
| 火曜 | 鶏肉料理(照り焼き・から揚げ等) |
| 水曜 | 豚肉料理(生姜焼き・炒め物等) |
| 木曜 | 丼・麺・カレー系(楽するデー) |
| 金曜 | 冷凍食品・宅配・外食OK |
「今日は魚の日」と決まっていれば、あとは調理法を選ぶだけ。考える量が一段階減りました。
共働き家庭が献立に悩まなくなる、てぬきチョ流の考え方
「毎日違うものを作らなくていい」という発想の転換
料理が得意な人や専業主婦の方と同じレベルで「毎日違うものを作ること」を目指す必要はありません。共働きで毎日家事をこなしていること自体が、すでにすごいことです。
「手を抜く」のではなく「手間を省く仕組みを作る」——それが、共働き家庭の献立に向き合う正しいスタンスだと私は思っています。
食材宅配を入れると「考える量」がさらに減る
ローテーションを作ってからも、もう一段ラクにしたくて食材宅配を試してみました。メリットは「献立を考えなくていい」こと。ミールキットなら材料と手順がセットになっていて、冷蔵庫の前で悩む時間がゼロになります。
最初は「高そう」と思っていましたが、食材を無駄にしなくなった分、食費全体はほとんど変わりませんでした。何より、「今日何作ろう」と考えなくていい精神的なラクさが想定以上でした。
それでも限界だった|次にやめたのは「料理そのもの」
ここまでが、献立を減らすという工夫の話でした。
でも正直に言うと、それだけでは足りませんでした。
献立を考えなくても、買い物には行かないといけない。火は使わないといけない。洗い物は出る。疲れ切った日は、その全部がのしかかってきます。
「考える負担」は減っても、「動く負担」は1ミリも減っていなかったんです。
きっかけは、夫の「試してみたら?」だった
転機は、夫の一言でした。
「一回、宅配の食事を試してみたら?」
正直、最初は乗り気ではありませんでした。「お金がかかる」「手抜きだと思われそう」——そんな気持ちが先に立ったんです。
でも夫が勧めてくれたことで、後ろめたさなく試せました。ここは本当に大きかったと思います。
一度食べて、考えが変わった
結果から言うと、思っていたよりずっと美味しかったんです。
「宅配の食事」と聞いて想像していた、冷たくて味気ないイメージとはまったく違いました。家族も普通に完食しました。
その瞬間、こう思えたんです。
これなら、平日の週2回は任せてもいいかもしれない。
そこからは、あっさり日常になりました。一度試したら、そのまま今も続いています。
全部やめなくていい。我が家は「週2日」だけやめた
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
「料理をやめる」と聞くと、もう二度と作らないようなイメージを持つかもしれません。でも実際の我が家は、こうです。
| 曜日 | どうしている |
|---|---|
| 月曜 | 自炊 |
| 火曜 | てぬきデー(作らない) |
| 水曜 | 自炊 |
| 木曜 | てぬきデー(作らない) |
| 金曜 | 自炊 |
| 土曜 | 自炊(夫が作ることも) |
| 日曜 | 自炊(夫が作ることも) |
週5日は作っています。やめたのはたった2日です。
それでも、体感はまったく違いました。「明日はやらなくていい日がある」と思えるだけで、前の日の夜まで軽くなるんです。
なぜ「週2日」がちょうどいいのか
- 疲れがピークになる平日の真ん中を外せる(我が家は火・木)
- 自炊のスキルも習慣も失わない(毎日やめると逆に腰が重くなります)
- コストが現実的(毎日頼むと家計に響きます)
- 家族に「たまに」と受け止めてもらえる
全部やめようとすると、お金の不安と罪悪感が同時に来て、続きません。週2日なら、どちらもちょうど収まります。
もし今「もう無理」と思っているなら、まず1日だけやめてみるところからで十分です。
やめた日、何を食べているのか
気になるのはここだと思います。作らない日の夕飯です。
我が家が使っているのは宅食(調理済みのおかず宅配)です。レンジで温めるだけで、栄養バランスの整った夕飯が出せます。包丁もフライパンも使いません。
外食・惣菜・カップ麺ではダメなのか
もちろんダメではありません。我が家も使います。ただ、毎週続けるとなると話が変わります。
| やめた日の選択肢 | 良い点 | 続けにくい点 |
|---|---|---|
| 外食 | ラク・気分転換 | 費用が高い/子連れは結局疲れる |
| スーパーの惣菜 | 安い・すぐ買える | 買いに行く手間/揚げ物に偏りがち |
| カップ麺・冷凍食品 | 最速・最安 | 栄養の罪悪感が残る |
| 宅食 | 買い物ゼロ・栄養設計あり・レンジのみ | 費用はかかる |
我が家が宅食に落ち着いたのは、「買い物に行かなくていい」のが決定打だったからです。作るのをやめても、買い物が残っていたら意味がありません。
どのサービスを選ぶかは家庭によって変わります。実際に6社使った比較を共働きの食材宅配・宅食の選び方に、冷蔵と冷凍の違いを全部食べ比べた比較記事にまとめています。
「料理をしたくない日」と「料理ができない日」は別物だという話はこちらの記事に書きました。使い分けの参考にしてください。
家族の反応はどうだったか
夫|そもそも勧めてくれたのは夫だった
前述のとおり、言い出したのは夫のほうです。だから「文句を言われる」という心配は最初からありませんでした。
もし今、パートナーに切り出しにくいと感じているなら——「手を抜きたい」ではなく「週2日だけ試したい」と伝えてみてください。期間と回数が具体的だと、反対されにくくなります。
娘|一緒に過ごす時間が増えて喜んでくれている
5歳の娘は、味について何か言うことはありませんでした。それよりも変わったのは食後の時間です。
以前は食べ終わってすぐ片付けに立っていました。今は座ったまま、娘と一緒にいられます。
お絵描きをしたり、こどもちゃれんじをやったり、ごっこ遊びに付き合ったり。あくまで私の主観ですが、娘は確実に喜んでくれていると感じます。
手作りのごはんと、笑顔で向き合える時間。子どもにとってどちらが嬉しいのかは、聞かなくてもわかりました。
罪悪感は、どうやって消えたのか
これが一番しんどいところですよね。「母親なのに作らないなんて」という気持ち。
私の場合、消してくれたのは夫の言葉でした。
働いて稼いできてるんだから、手を抜く日があっても誰も怒らないし咎めたりしない。
この言葉を聞いたとき、胸の中にあったものがすっと軽くなりました。詳しくは料理したくない日の罪悪感を手放した話に書いています。
そしてもうひとつ。言葉の使い方を変えました。
「手抜き」ではなく「手間抜き」。抜いているのは愛情ではなく手間です。この考え方については【手抜き】じゃなくて【手間抜き】ですで詳しく書きました。
正直な失敗談|やめた直後、かえって損をしました
いいことばかり書くのはフェアではないので、実際にやらかした話もします。
宅食を頼み始めた当初、私は買い物の量を変えるのを忘れていました。
今まで通り1週間分の食材を買ってしまう。でも実際に自炊するのは週5日。当然、食材が余ります。
気づいたときには、使い切れずに傷んだ野菜を捨てていました。これを何度かやりました。
料理をやめるなら、買い物の量も一緒に変えないと意味がありません。
同じ失敗をしないために
- 宅食が届く日を先に決めて、その日の食材は買わない
- 買い物リストを作るとき、「今週の自炊は何日か」を先に数える
- 最初の2週間はいつもより少なめに買う(足りなければ買い足せばいい)
これをやるだけで、食費はむしろ下がります。我が家が食費をどう管理しているかは宅食で食費は月2万円上がった話に正直な数字を書いています。
料理をやめて、増えた3つのもの
週2日やめただけで、こんなに変わりました。
① 自分の時間
食後にコーヒーを飲みながら、少しSNSを見る。たったそれだけです。
でも、この「たったそれだけ」が、以前の私にはゼロだったんです。帰宅してから寝るまで、ずっと手が動いていました。
② 娘との時間
お絵描き、こどもちゃれんじ、ごっこ遊び。キッチンに立っていた時間が、そのまま娘との時間に変わりました。
週2日でも、1ヶ月では8〜9回。1年なら100回分です。積み重ねると、決して小さくありません。
③ 心の余裕
これが一番大きいかもしれません。
以前は、少しのことでイライラしていました。娘がぐずる、こぼす、食べない——余裕がないと、そのたびに感情が動いてしまう。
今は、「まあいいか」と思える日が増えました。
もし今しんどさが限界に近いなら、ワーママが「疲れた」と限界を迎えた話も読んでみてください。私が実際に何をやめたかを、全部書いています。
「料理をやめたい」と思ったときの、はじめ方3ステップ
いきなり全部やめようとすると、たいてい続きません。この順番がおすすめです。
STEP1|やめる曜日を「1日だけ」決める
まずは1日です。一番疲れている曜日を選んでください。我が家は火曜でした。
「毎日やめる」ではなく「この日はやめる」。決めてしまえば、罪悪感は驚くほど減ります。
STEP2|その日の食べ方を、1つだけ用意する
宅食でも、冷凍ストックでも、惣菜でも構いません。「その日はこれ」と決めておくことが大事です。
決めていないと、結局その場で悩んで、疲れて、作ってしまいます。
STEP3|買い物の量を減らす
私が失敗したところです。自炊する日数を数えてから買う。これだけで無駄がなくなります。
この3つができたら、あとは自然に週2日になっていきます。我が家がそうでした。
まとめ|献立の悩みは「仕組み」で解決できる
- 週5ワンパターンは「考えなくていいから」始まった
- 家族の「また同じ?」がきっかけでやめることにした
- 大きく変えなくてOK。素材は同じでも調理法を変えるだけで違う
- ゆるいローテーションを作ると「考える量」が減る
- 食材宅配を使うとさらに「考えなくていい」仕組みになる
毎日しんどい中でも夕食を作っているあなたは、もう十分頑張っています。完璧な献立じゃなくていい。今日より少しラクに、家族みんなが笑顔でいられる食卓を一緒に目指しましょう。
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